忙しさを手放すって、ちょっとこわい。
「予定がないと落ち着かない」
「何かしていないと不安になる」
そんな風に感じること、ありませんか?
仕事に、家のことに、人との約束に。
毎日何かしら追われているからこそ、ぽっかり空いた時間に不安を感じるのは自然なこと。
だけど私は、“余白”の時間こそが、大人にとっていちばん贅沢で、大切な時間なんじゃないかと思っています。
今回は、何もしないことが苦手だった私が、少しずつ「余白を楽しめるようになったコツ」を5つにまとめてみました。
1. 「何もしない=悪」だと思ってない?
まずはこの“思い込み”に気づくことが第一歩。
SNSや仕事の空気感で、「常に動いていないとダメ」「休んでる=怠けてる」みたいな気持ちがどこかにありませんか?
でも本当は、ちゃんと休むこと・立ち止まることってすごく前向きな選択。
身体や心の声を無視して走り続けるよりも、「今日は何もしない」と自分で決めてあげることの方が、ずっと丁寧な生き方だと思うんです。
2. 時間を“埋めない”勇気を持つ
休みの日や空いた時間、つい予定で埋めたくなること、ありますよね。
「誰かと会おうかな」「どこか行こうかな」って。
もちろんそれも素敵なんだけど、余白を楽しむには、**“空けておく勇気”**が必要です。
予定が何もないスケジュール帳を見て、最初は不安になるかもしれないけれど、
「この日は自分のために使っていい日」だと決めておくと、心にじんわり余裕が生まれます。
3. “無目的な行動”をしてみる
「意味のあること」じゃなくてもいい。
ただ好きだから、気持ちが落ち着くから、という理由だけで行動してみる。
たとえば、
・近所をあてもなく散歩してみる
・雲をぼーっと眺める
・コーヒーをゆっくり淹れる
・雑誌をパラパラめくる
・ちょっとだけ昼寝してみる
何も生み出さない時間こそ、心の空気を入れ替える時間になることがあります。
4. SNSからちょっと距離を置く
誰かの“充実”を見ていると、自分の何もしない時間が「もったいない」「何かしなきゃ」って思えてくることもあります。
だからこそ、あえてSNSから距離を置く日を作るのもおすすめ。
スマホを手に取る代わりに、自分の感覚に意識を向けてみる。
音、香り、肌に触れる空気。
画面の外に広がる世界に目を向けてみると、「今ここにいる自分」を少しずつ取り戻せるようになります。
5. 余白の時間があると、自分が戻ってくる
「今日は何もしない」そんな一日を過ごしたあとって、
不思議と心が整っていたり、「こんなことしたいな」って新しい気持ちが芽生えていたりするんですよね。
余白の時間って、ただ空いている時間ではなくて、
**“自分に戻ってくるための時間”**なんだと思います。
だからこそ、忙しいときほど意識して作っていきたい。
おわりに|余白を、わたしの味方にする
何かを頑張ることはもちろん素晴らしいけど、
「がんばらない日」をちゃんとつくることも、同じくらい大事。
何もしない時間に、ちゃんと意味がある。
そう思えるようになったら、自分に優しくなれるし、日々が少しずつ軽くなっていきます。
まずは週に1回でも、「今日はなにもしない日」をつくってみませんか?
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